宇宙戦争

何より、このタイトルで上映してくれた事に拍手。いきなり「ウォー オブ ザ ワールド」なんて言われたら判んないしね。
数年前に公開された「タイムマシン」の件や、スピルバーグが作ることでファミリードラマに傾いてしまうんでないか、という不安はあったけども、期待以上に「宇宙戦争」だったかと。日常に突然起きる事件、情報の差による混乱、役に立たない軍隊、恐怖の中での他人への不信等々、原作のエッセンスを盛り込みつつ現代のアメリカに物語を展開*1させていたのが納得できる要因かと。トライポッドは、昔児童文学での挿絵で見たのより怖くていいよ。
まぁ、敢えて言うなら異星人*2の進行がなんか曖昧だったのが残念たったかな。もっとも、原作と同じ来襲の展開では、今の技術では観測できてしまうしなぁ。
で、思ったのはああいう形で地球侵略を描いた「インディペンデンスデイ」のエメリッヒはやっぱりすげーなー、と。

*1:もちろん、100年前のイギリスでの物語というのも観てみたいのだが・・・

*2:火星人とは言ってなかったよな