頭文字D THE MOVIE

韓国作品だが、吹き替え版で観る。まぁ、殆ど日本でロケしていたみたいだから全然違和感無いけど。
物語としては、コミックスの第1部を映画の尺に合わせる為に再構成したものだが、なかなかコンパクトに仕上がっていて頭文字Dの劇場版としては上出来では。ただ、脚本がちょっと前のアジア映画的というか、笑いの要素を多く入れようとして台無しになっているところも多くみられて残念。イツキのキャラがかなりお笑いになっていると聞いてはいたけど、あれでは古いカンフー映画の道化だよ…。*1あと、エンペラーの連中が、かなり変。あと、テンポ良くしようとして、統一感の無いワイプや編集も気になったな。
そうは言っても、とうふ屋のハチロクやレッドサンズのFCが走るのを実写で見られるのはさすが!当然、溝落しも魅せてくれます。また、ハチロクの車内の質感なんてはマンガやアニメでは分からない部分だしね。やる気無くハンドルを握る拓海なんかも○
でも、これだけは言いたい。涼介さんは煙草吸わないでくれぇ*2拓海よ『南葛 10番』のTシャツ*3はやめてくれぇ〜。<以下核心メモ>
短い尺の中で、エンジン載せ換えまで見られるとは思わなかった。ボンネットまで変わったのはやりすぎだけど、画面上のメリハリとしてはしょうがないんだろうね。
最後の、ハチロク、FC、エボⅢの三つ巴は展開をコンパクトにする要素としては面白い。逆に須藤のマヌケさが際立ってしまったのだが…。
コミックでは「なつきの援交発覚→エンジンブロー→…」となっていたのが「エンジンブローハチロク復活→なつきの援交発覚→涼介の新チーム入り」という展開になっており、なつきと拓海の間に傷を作ったまま終わったのは、ちょっと納得いかないかな。

*1:ふと、あの「シティーハンター」を思い出した。こっちもヒロインだけは後藤久美子だったよなぁ〜。

*2:でも、役者の雰囲気は最高だよ

*3:キャプテン翼やね