SHINOBI 〜 HEART UNDER BLADE

原作もマンガ化されたものも読んではいないが、10人対10人だった話が5人対5人となっているのは100分程の上映時間では仕方が無かった事か。でも、逆に20人もいたら何がなんだか分からなくなってしまうよ。10人でも充分に描ききったというわけでも無いし。と、いうのも朧と弦之介の悲恋を主に持ってきたわけだし。
それでも、選び出された10人の忍者の技の見せ方は面白い。日本ではアニメの独壇場だった*1バカバカしいけどカッコいい戦いが実写で見られたのは光明か。もっとも、ベースとなるアクションの質の違いから香港映画みたいにはいかないけど…。でも、忍者を特殊能力を持った集団として見せる演出はよかったな。
あと、出演に足利工業大学弓道部の皆さんがあったのには驚いたな。<以下核心メモ>
冒頭で徳川の世継ぎの名前から朧が生き残るのは分かっていたが、砂地で弦之介が朧の刃を受けるというのはビジュアル的に「HERO」と重なるものがあって損してるかと。
おまけに、朧が両目を潰して家康の許しを請い、村を救ったのはやりたい気持ちはわかるけど、あまりにも悲し過ぎるぞ。

*1:やはり判断基準にエキスパートの面々なんかがあるわけだしねぇ