SIN CITY

原作は読んだ事は無かったが、予告編どおりの画面で実にコミック的で斬新な映像だったかと。
内容はコミックスのエピソード3篇を構成したもので。どれも、バイオレンスとカッコ良さやおかしさが漂っている反面、人間の弱さや儚さがその背景にあって面白い。中でも、2話目の娼婦たちが銃を撃ちまくるシーンはカッコイイ!!
ただ、タランティーノが参加していて、ブルース・ウィリス等々が出ているスタームービーと思って軽い気持ちで観ると危険な事だけは間違いないかと。
あと、初めてクライヴ・オーウェンがカッコいいと思えたよ。<以下核心メモ>
一番気になっていたジョシュ・ハートネットが、映画の初めと終わりだけの登場で観客のシンシティへの橋渡し役だけだったのが面白い。なんでも、冒頭のシーンはロドリゲスがミラーに対して作ったパイロット版でもあったとか。
更に、イライジャ・ウッドカニバリズムの鬼畜野郎とは!!あと、ベニチオ・デル・トロが銃が頭に刺さった死体という変な演技をしていたのも予想外だったかな。
逆に、ブルース・ウィリス演じるハーディガンは男らしいキャラであった。で、もちろんジェシカ・アルバ演じるナンシーとハッピーエンドになるかと思ったところが、闘う事を恐れ自決するとは…。あまりにも人間くさい終わり方ではあるが。