パーフェクトワールド

劇場公開時に1度観ただけで、変わった映画だという印象はあったのだが、観返してみるとやはり変わった物語であった。
基本は脱獄した男の物語であり、そこにそれを追いかける男の物語が加わるもので。ただ、どちらも逃げる者と追いかける者の状況なのに、ドラマ上では積極的に関わっていないのが面白い。追いかけるほうは知事のトレーラーだし、更にはそこにあったステーキ肉を焼いて食べる始末だし。
そんな不思議だけど、魅力的な雰囲気を描ききったのは、1960年代後半という時代背景と、イーストウッドの演出の成せるものだろうかと。
刑事もの、と言うよりは風変わりなロードムービーという事で。
やはり、山田康雄イーストウッド吹き替えはいいね。ただ、子供の吹き替えがちょっとなぁー。
パーフェクト ワールド [DVD]