人造人間ハカイダー

石ノ森氏存命の時に、雨宮慶太が撮ったハカイダー。これも10年になるのかぁ、と思う。
通常版とディレクターカット版の2枚組みという仕様。
ディレクターズカット版を見たが、見直してみると、やはり東映ヒーロー特撮のフォーマットを脱していない。予算の関係もあるだろうが、黄色のセンターラインがある道路で失踪するギルティのチープさや、背景の先に見えるビル群などが涙を誘う。「ブレードランナー」から13年後、もう少し世界観の作りこみがあっても良かったか、と今更に思う。あと、もっとミカエルをキカイダーっぽくしても良かったかなぁ。
そうは言っても、平成ライダーシリーズやSICのきっかけになったのでは無いかと考えると、作った意義は大きい。まぁ、ナイトシーンのバイクアクションなんかはカッコイイしね。何より、「お前が正義なら、俺は悪だ」のセリフが良すぎるよ。
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そういえば、同時期にあった、やまむらはじめの同人誌が面白かったなぁ。こっちはサイボーグ戦士と絡めた話がポイント。