ナチョ・リブレ

テアトル5、評価★★★☆
思った通り、ジャック・ブラックありきの映画。体型も含めて、彼のキャラがあってこそのナチョでしょう、って事で。
修道院の料理番が、レスラーとして戦うという事にもしっかり、意味があり物語として納得はできたかと。でも、欲に流される姿もまた面白い。
後半は、破天荒なキャラという味が薄まってしまった感はあったが、1時間半という尺では、存分に楽しめたと思える。<以下核心メモ>
ナチョが憧れたレスラーのラムセスが実際は欲望の象徴であり、それを子供達の為に戦ったナチョが倒すという構図が明快で重石問い要素となっている。でも、そんなナチョでもシスターの気を引くために戦うという流れに寄り道してしまうのがなんとも人間臭くて面白い。
レスリングのシーンも、十二分に楽しめるかと。滅茶苦茶なアクションなんだけど、ロープワークとかの面白さも存分にあったかと。