DEATH NOTE 〜 the Last name

テアトル6、評価★★★☆
実写版「デスノート」の後編で完結編。
全編からの緊張感を、いい意味で引き継いでサスペンスとして面白く仕上がっていたと思う。上映時間が140分と少し長いと思ったけど、まぁ必要な長さだったのでは。気にするなら、後半のトリックが事件のトリックではなくて、物語を進める為のトリックになっている様なのが気にはなったけど。
それはさておき、何種にもわたる海砂の拘束プレイとか、高田清美の脚線美とか、月の不精髭とか、フェチ度の高い映像満載で、さすが金子修介と言いたくなる。
あと、レムがリュークに比べて映像として浮き気味だったけど、それはデザイン上仕方が無いか。<以下核心メモ>
サブタイトルになっているラストネーム、それが誰のものか、というのが終幕へのポイントになるのだが、それがリュークの書いた月の名前というのは意外か。まぁ、悪としての側面を強く持った月がそのままノートと共に残る事は無いだろうと思ったけど、そのきっかけがリュークとは。ただ、そこに持っていく為に、ノートのすり替えとかLの死んだふりという展開はやりすぎかと。いくら勝ち誇った状況とは言え、月がLの死亡確認をしないのは甘いとしかいい様が無い。
あと、ラストの1年後のシークエンスは無駄。Lの死を見送る総一郎のくだりで終われば緊張感を持ったまま終われたのに、とも思える。無理やり泣きに走らせる必要は無かったと思うのだけど…。