テアトル5、評価★★★
ここのところのファンタジーブームに乗って、20世紀FOXが出してきた一本って感じが大きい。
原作は知らないが、最初から3本作る事を念頭においている為か、やや散漫な感じが。まぁ、逆にエラゴンがドラゴンライダーになるくだりが、心の動きも合わせて丁寧に描かれているのが面白いのだけど。ただ、その分最後の戦いまでの流れが急すぎるものになった感じが。
ここに登場するドラゴンはメスなのね。どちらかというとエラゴンに対しては姉としての存在か。なにはともあれ、ドラゴンの絵画的な美しさが素晴らしい!そのまま絵本になるようなカットも沢山あったし。
一本の映画としては未消化な部分もあるけど、シリーズとしては展開が楽しみだね。<以下核心メモ>
生まれたばかりのドラゴンはネズミを食べていたけど、そうすると成長したのは…と考えると少し怖い。
物語の骨子は、エラゴンとドラゴンが一緒に成長する物語なので、ラストの戦闘前のエラゴンの鎧姿とドラゴンのブレスは素直にカッコいいと思える展開になっているのは良かったな。
ただ、あまりにも狭い空間の戦いであった為に、乱戦が収拾つかなくなりそうだったのは残念。それを、押さえつけるのがドラゴンのブレスだけなんだもんなー。
もう少し、エラゴンと王女のロマンスを出しても良かったとは思うけど、それは次にあるのかな?