どろろ

テアトル8、評価★★★
手塚治虫の漫画を実写にて映画化。漫画の方は未見で。
時代や世界観について設定の変更があるけども、最大の変更はどろろ柴咲コウが演じる大人の女性になっている事か。大仰なセリフにとまどうところもあるが、思ったよりは違和感が無かったか。もちろん、その為に『男女』というくくりが出来てしまったのだが。
ワイヤーアクションも駆使した百鬼丸の戦いは面白い演出だったと思う。
前半は説明的なシーンが多くてもなかなか面白い流れだったけど、親子の件が強くなってからはテンポが落ちてしまったかな。<以下核心メモ>
どろろと百鬼丸との出会いから、百鬼丸の成り立ちから成長までを丁寧に描いていたが、それほどくどいという感じでも無かったか。その勢いがあったから、後半の家族の物語が強くなったあたりからは、流れが緩くなってしまった感じも。もちろん、それが事の起こりであるのだから、当然の流れなのだが。
今回の映画にて回収した体は半分。で、残り24個という事を強調したうえで終わってるあたり、興行成績が良かったら続編を作るって流れなんだろうね。あと、小ネタ的な芸人とかの配役があまり効果が無く、目立っただけというのも残念だったかな。