何やら、諸般の事情とやらで、今のタイミングでのリリース。劇場版2作+それぞれのOSTのCDが2枚という構成。そこに、ブックレットが付属という、まぁスタンダードな構成か。
ただ、やっぱり高けぇ。映画が2本とはいえ、1時間程度のが2本だから、定価で\14700というのはなんとも。バラ売りっていう展開は無いだろうから、仕様を変えればディスク1枚にも納まるのに…。
それでも、DVD化でのマスター状態はなかなか。まぁ、キレイ過ぎて、作画の線のヨレとか、フィルムの汚れなんかが目立ってしょうがないのだが…。CG時代以前のブラシ処理なんかがちゃんと見れて面白いよ。但し、特典の予告については｢どこから原本を持ってきたんだ?｣という、酷さなのはどうかね。
装丁はなかなか○。2本のDVDパッケージは、それぞれ映画のパンフレットのデザインを踏襲したもので、いい演出かと。この辺では、ボックスにしたおかげで裏面の、仕様表示とかが無くてスッキリしているのはキレイでいいね。あと、外側の箱が、銀地にAMPマークの印刷と、ロゴと魔方陣の型押しのみで中々カッコいいのだが、更に上下の箱の合わせ部にネジ模様の型押しが施されているのがいい感じだね。
本編は、今見返すとかなり｢エイャ!｣な感じの展開で、映画としては辛いね。おまけに、劇場版では｢ブレードランナー｣の劣化コピー感の強い背景がなんとも。でも、キャラを前面に立てて世界観とお話を作ってるし、好きな映画なのは間違いないかな?まぁ、未見の若人に自信をもって薦められる…ってわけじゃないのは確かかな。
