スパイダーマン3

テアトル1、評価★★★★☆
サム・ライミの手によるスパイダーマンの3本目。敵も、ゴブリン,サンドマン,ヴェノムと多い中でどうまとめるのかと思ったけど、ピーターのMJへの思いも含めてキレイにまとまっていたけど。まぁ、それでも黒いピーターのくだりはちょっとクドい感じはあったけど。あと、ジェイムソンのとこも唐突だったかなぁ。
何はともあれ、全編にわたって緩急のついた演出で一気に観られたいい映画かと。
せめて、最初の映画だけは見てから観に行ったほうがいいかな。<以下核心メモ>
バトルロワイヤル的な展開かと思ったが、実際にはゴブリンことハリーが友情を取り戻し共闘する展開になったのが意外だったかと。まぁ、MJとの愛も含めて、友達の繋がりを描いた事はシリーズを一区切り付ける意味では重要だったのだろう。もっとも、MJには指輪を渡せずに終わったから、そういう意味での決着はついていないのだけど。
サンドマンはともかく、ヴェノムの登場のくだりはちょっと強引かな。あんまり活躍らしい活躍も無かったしね。黒スパイダーマンの登場と、それに打ち勝つピーター、という流れからの誕生なのだが、いささか巻き込まれな感じが強すぎたか。でも、ヴェノム自体はカッコよかったか。まぁ、響く音に弱くて、それで負けてしまうってのも人気キャラとしては勿体無いかな。
相変わらず、市民の呼びかけでやってきて、星条旗を背にキメを見せるスパイダーマンは、感動するなぁ。