パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

テアトル1、評価★★★
原題は「AT WORLDS'S END」。なるほど、世界が終わる話じゃ無いのね。
全体の感想としては、ひたすら長い。2時間50分もあるのは長いぞ。
で、3部作の最後という事で、海賊ものらしい大団円を期待していたのだが、完全に消化不良。キャラと要素が多くて詰め込んだのはわかるんだけど、納得はできないかな。もっとも、ジャック・スパロウだけを考えればなかなか気持ちのいい終わり方なんだけどね。
ひとまず、全編通してキーラ・ナイトレイが可愛かったのが救いかな。<以下核心メモ>
やはり、2本目に続いて海賊ものとしてのワクワク感に欠けるかと。もちろん、海賊の長達が集まっての会議や、船で集まった様はなかなかカッコいいものであったのだが。
で、ウィルがディヴィ・ジョーンズに成り変り、己の心臓と引き換えにフライング・ダッチマンの船長となってしまうのは、悲劇性を持たせたとしても、ハッピーエンドとは言えない様な。いくら、エンドロール後に10年後の再会を描いているけど、逆に悲劇性を強調している様な…。純愛を描きたいのは良く判るのだが…。
船をひっくり返して、異世界から戻るというのは、アトラクション的で面白かったかな。