テアトル5、評価★★★☆
サウジでのテロを扱った作品として、メッセージ的な要素が強いかと思ったけど、基本的にはサスペンスアクションといったところ。色んな銃が出てくるのを見ているだけでも楽しいかと。
サウジに入ってから制限されていた操作が、王子との接見にてその制限を解く様が面白い。それ以降は、FBIらしいプロフェッショナルな動きに面白さがあったかと。
政治的ドラマとして観ると肩透かしをくらうかもしれないが、アクションとしては十分楽しめると思う。
それにしても、マイケル・マンは製作だけの筈なんだけど、画面からはマン作品の雰囲気がふんだんに盛り込まれていたなぁ。
あと、ジェニファー・ガーナーは胸を強調しすぎ。<以下核心メモ>
行き着くところは復習の連鎖。
FBIの捜査官も、テロの首謀者達も、自分達に痛みを与えたものを皆殺しにする、というその思いだけで動いているのか、と。
テロ側はともかく、FBI側の演出は、冒頭で同僚が死んだニュースに涙するに囁いた言葉が、最後のその想いにまで結びつけるという演出が、エンターティメントでありながらもドラマとして成っていたという事だろうかと。