Sアグリ撤退!?

かねてより資金難の話が挙がっていたSアグリが、撤退かどうかという瀬戸際に立たされている様で。
90年代初めの日本人の目がF1に集まっていた時代ならともかく、今の時代には日本国内からの資金調達も難しいだろうし、更に外国企業との提携が上手くいかないというのだから。
日本人の夢を乗せて…と、いうチームの発足だったのだが全ての日本人を熱狂させるに至らなかったというのも、要因としてあるのだろうか。夢すらも金で買うしかできない、って事なんだろうかね。
まぁ、「完全撤退」ではなく「一時撤退」という形で、夢の続きを見せてもらいたいというのが心情である。


それにしても、F1というスポーツがホントにプライベーターの参加しづらい、チャレンジングな場じゃなくなっているんだなぁ、と痛感する。

 F1のスーパーアグリが、資金難などを理由に完全もしくは一時撤退が不可避な情勢になったことが5日、分かった。鈴木亜久里代表(47)が6日、都内で緊急会見し、事情を説明する。06年のチーム創設当初から資金繰りに苦しみ、親チーム的存在のホンダなどへの債務が累積。ドイツの自動車部品メーカー・バイグルとの資本提携で合意したが、出資規模などが活動の維持に不十分として、ホンダが難色を示していた。

 参戦資金も不足し、9日開幕のトルコGPはチーム施設の搬入が認められていない。レース出走は絶望的で、ドライバーの佐藤琢磨は「(主催者から)僕たちがレースできないと聞いた。何の決定もされていないのに、なぜだか分からない」と困惑した。06年にチーム代表、エンジン、ドライバーが日本関連という「夢の国産チーム」が、最大の窮地に立たされた。

http://news.goo.ne.jp/article/nikkan/sports/p-sp-tp3-080506-0007.html


…そう言ってたら、亜久里さんから正式の撤退表明が。
こう、見ているだけで何もできない状況を追いかける悔しさというのはなんとも。

「苦渋の決断をくだすこととなった」−。スーパーアグリF1チーム(SAF1)が6日、資金難などを理由としてF1世界選手権からの撤退を決めた。チーム公式サイトに声明および鈴木亜久里チーム代表(47)のコメントが掲載された。エンジンやドライバーを日本関連で構成した「夢の国産チーム」は志半ばにしてが姿を消すこととなった。


鈴木代表は「ここまでチームを支えてくれたホンダ、ブリヂストン、そしてスポンサーの皆様、いろいろな状況の中でアドバイスを頂いたF1関係者の皆様、チームが苦しい状況の中でも、モチベーションを絶やさず働いてくれたチームスタッフ、厳しい状況の中でも頑張ってくれたアンソニー、チーム立ち上げから一緒に戦いチームを引っ張ってくれた琢磨、そして、これまでSAF1を応援してくれてきた世界中のファンの皆様に最大の感謝を表したい」 とコメントした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080506-00000927-san-spo


これで、明日のmixiのキーワードランキングで1位になっていたりしたら、どう怒ってるかわからないね。