F1 LEGENDS 中嶋悟

日本初のフル参戦F1ドライバー、中嶋悟のドキュメンタリーのDVD。
以前、発売されていたタイトル2本をDVDにまとめたもの。前半のドキュメンタリーは、当時LDで買い逃したもの…だと思うので嬉しい。
製作はフジテレビのソフト部門。そんなわけで、冒頭に当時のCGオープニングが入っていて、テンション上がる!!

前半は｢THE STORY 〜F1パイロット SatoruNakajima｣。
F1参戦の'87年から、引退の'91年までをメインとしたドキュメンタリー。
それ以前のレーサーデビューからのレースも紹介していて、正にレーサーとしての中嶋の紹介としては申し分無い。その中に、中嶋以前のレーサーやライバルの星野一義なんかも絡んでいて日本のレース史の一篇としても面白い。堅実な走りのイメージが強いけど、こうやって見ると攻めるドライバーだったと再認識する。
それにしても、ティレルの019と020はカッコイイ。その為にも十分価値のある内容か。ケン・ティレルおじさんも拝めるしね。
しかし、'91年の日本GPは判っていても泣けてしまう。当時見ていて受けたショックは、何度でも蘇るもので。
何はともあれ、やっぱり日本のF1界を切り開いた男の物語として面白い。
あと、副音声でナレーションOFFもできるので、BGVとしても重宝しそうだな。

後半は｢RacingDays 〜金子博フォトエッセイ SATORU NAKAJIMA｣
F1写真家、金子博の写真を中心にしたプロモーション。
前半と続けて見ると、同じ話の繰り返しでスチルメイン…って感じでダルくなる様だが、オフや本田宗一郎との写真なんかがあって、また違う側面も見られるので十分貴重なものか。

全編見ると、日本人が一番F1好きだった時代も感じられるので、今のF1ファンも参考として見てもいいのでは?息子の一貴がデビューしたこの時期に、こういったDVDが出るというのはまた興味深いんじゃないかと。