押井守の実写映画「紅い眼鏡」から、プロテクトギアがリボルテックに。
「スカイ・クロラ」公開を受けてという事もあるし、元々海洋堂はギアのガレキなんかを手がけていたので、納得のリリース。今回の造型も、以前の田熊勝夫のモデルを元にしたものらしいし。
何にせよ、嬉しいリリース。
ひとまず、小隊編成の3個を購入。
箱を並べると横には無限ループの、プロテクトギアの群れが。素晴らしいと言うか、ズルいというか…。
本体の基本形態。
特撮のスーツという独特なプロポーションをよく再現したかと。
全体が殆ど黒だけど、アーマー部分をグロスで、布地部分をマットで仕上げ。ギアというキャラを考えると、アーマーは艶消しが妥当なところなんだろうけど、この小サイズではいい味になってるかと。Rジョイントもマットブラックってところだし。
但し、メット部分が油か何かが付いていて、それが付くと汚れになるので注意が必要。*1
あと、眼の赤が全体の黒に埋没するんじゃないかと思ったけど、結構キレイ。写真を撮る時でも、下から光を当てた時は眼が際立って面白い。
造型は、このサイズで的確なモールドか。眼鏡版の特徴である「胸の電卓」もそれと分かる形で。
腰のホルスター入りPPKとか、シールド*2のエンブレムの彫刻とか細かい見所も多いね。
本体素材は、硬いところがABS、軟質部分がPVCなんだけど、軟質部分の劣化がちょっと怖いかも。
あと、アンテナがABSなんだけど、ちょっと折ってしまいそう。
オプション一式。
武装がMG34,FG42,モーゼルC96は付属し、MG34用の弾倉ベルトと収納用のモーゼルC96も付属。
その他付属品として替えの手首が左右の開き手と、左右の銃持ち手が付属。左の銃持ち手が付いているのが面白い。銃器の選択の幅を考えると、当然両手持ちという発想もあるわけだし。
手の交換箇所は、軸がABS製。
あまりの細さに、千切れるんじゃないかと心配したけど、ちゃんと配慮してくれてABSにした様で。
首にはWジョイントを採用。
これで首の表情が多彩になるわけで。
眼鏡版だからせめて、紅一ヘッドがあれば…と思ったけど、口元のパイプが本体側から生える構成なので、そう簡単では無かった。
あと、腕のところにもパイプがあるのだが、これが思った以上にタイトな構造。
一番深く腕を折り曲げると、パイプが外れるのがちょっと面倒。もう少し長ければ…とも思うけど、そうするとシルエットに影響する部分なので仕方が無いか。上手く逃がせばいいんだろうけどね。
ひとまず、本体の感じとしては、往年の海洋堂造型と、現在の海洋堂ギミックが上手く融合した逸品かと。
このサイズだからこそ、複数買いでプレイバリューが広がるもので。それを示す、武装の詳細はまた改めて。