キス・オブ・ザ・ドラゴン

未見のジェット・リー作品でレンタル。
リュック・ベッソンの脚本という事でかなり心配だったけど、それが杞憂に終わるくらいの面白さだった。監督はクリス・ナオン・・・って聞かない人だなぁ、と思ったら実写版「BLOOD」を撮った人らしい。
物語はありがちだけど、トリックとキャラとアクションが上手くハマった感じ。特に、鍼の見せ方がナイス。嫌味にならない程度で小出しにして、最後に決める使い方はかなり上等。それが、タイトルにも繋がってたりするわけで。
でも、ジェット・リーが出てるとヒップホップ系の音楽を被せようとするのは、そういうイメージなのかねぇ。
ヒロインはブリジット・フォンダ。前半からの娼婦らしくちょっとおかしい雰囲気と、終盤の母親らしい優しいスタイルの見せ方の描き分けは見事。ついでに、娘役の子もキュートなのね。
あと、敵役のチェッキー・カリョが楽しそうで。あんまし、ギラギラしてなかったから、最初分からなかったけどw
ジェット・リー&リュック・ベッソンのアクション映画としても面白いけど、パリの中華街を扱ったという意味でも興味深い。もっとも、米国市場を意識してだろうけど、パリが舞台でも殆ど英語なんだけどね。
キス・オブ・ザ・ドラゴン [DVD]