荒野の用心棒

未見の作品としてレンタル。
クリント・イーストウッド主演だけども、イタリア映画。アメリカでのタイトルは｢A Fistful Of Dollars｣。
見てみると、やはり黒澤明の｢用心棒｣の翻案。あの物語を、西部のガンマンの物語として落としこんだのは素晴らしい。でも、ちゃんと黒澤明の許可を得ていなかった為に、いわゆるパクリになってしまったのが惜しいくらいのデキ。
もちろん、黒澤作品にあった様なコミカルさや人間のバイタリティは薄まってしるけど、逆に西部劇としての殺伐さがいい雰囲気。イーストウッドの無口さもそれにマッチしてるわけで。
ただ、ナイトシーンが多いのだが、暗すぎて何が何やら。なんか動いてるなー、くらいのシーンが多かったのも確か。
いろいろないきさつも踏まえて、観てみるのもいいんじゃないかと思える一本。