ハリー・ポッターと謎のプリンス

テアトル7、評価★★★
ハリー・ポッターシリーズの6作目。原題は「HARRY POTTER AND THE HALF-BLOOD PRINCE」となる訳だが、邦題は原作本に順じた形か。
6作目で、次に続くラストエピソードを映画2本で描こう・・・という流れの中なので、いかにも繋ぎの作劇という感は否めない。もちろん、後に続くというだけでなくて、前のエピソードを受けるという意味でも。
そんな作品なので、自分の様に前作までのキャラクター状況を完全に理解していないと、ちと辛いかも。ラブストーリー(ラブコメ?)と戦いの入り乱れた展開でも、2時間半は長かった・・・。
ハーマイオニー役のエマ・ワトソンの成長は言うまでも無いが、ロン役のルバート・グリントと、ドラコ役のトム・フェルトンの成長が素晴らしい。その辺りを見るという事でもこのシリーズは楽しいかな?ただ、ダニエル・ラドクリフはここまで来るとハリー以外できるのか心配になってしまうのだが。
ともかく、前作までを整理してもう一回観れば楽しめると思うのだけどね。<以下核心メモ>
ラストの展開で、ダンブルドアの死という事件で終わるのだが、今までダンブルドアに守られてきたハリーがどう戦うのか、という次作への楽しみはできたか。
そして、タイトルの謎のプリンス=HALF-BLOOD PRINCEがスネイプ先生となるのだが、この辺がシリーズを整理しきれていないとピンと来ない展開か。過去の作品でも、悪そうな展開はあったけど、いい人で終わってたハズだったし。
今回のエピソードで、揺れ動いていたロンとハーマイオニーカップルは確定したみたいだね。ハリーの方も確定してるみたいだけども。