HG ガンダム Ver.G30th (その2)

HGガンダム Ver.G30もひとまず組み上がったので、追加レビュー。簡単フィニッシュだけどね。

部分塗装とスミ入れで、さほど印象が変わるわけでもないが、やっぱり1/1に習って関節部にカッパーを塗るのは面白い。勿論、構造が違うのでそのままの塗り分けはできないけども。
違うといえば、1/1とは結構違う。勿論、組み立てのミニチュアであるという事もあるのだけど、各所のプロポーションやパネル等の解釈に違いが。もっとも、1/144というサイズでは過剰な情報量だけに、巧いアレンジではあるのだけども。

アオリで撮ってみるとこんな感じ。やっぱり、各所のバランスは違うよね?

顔は、目を描いてみると安彦顔っぽい感じ。まぁ、どちらかというと劇場版に近い感じの顔の様で。ただ、頭部がワンパーツ構成になっているので、後頭部の丸みとかの立体感というか柔らかさに欠けるのは残念。

武器を構えての可動はなかなか。今回、新しいポリキャップを採用した事での、腰の表情が付け易いのがいい。
ただ、シールドの取り付けが簡易化されたパーツ構成なので、肩に当たるのがなんとも・・・。


こうして改めて見てみると、「アニバーサリーイヤーにふさわしいアレンジを追加し、新しいバランスを目指した」というのに納得できた。オリジナルのアニメだけでなく、昨今のCGで描かれたガンダムや、各種キットとか最近のガンダムに合わせた記号をもったデザインなのでは。ある意味、今までのデザインを全肯定・・・と言っていいんじゃないか、とも。
キットとしても、シンプルな構成ではあるので、改造の母体として使っても楽しそう。このバランスでのフルアーマーなんか、新しいものが出来そうな予感。今回の仕上げで、1/1に影響されつつも、GFFっぽい感じ*1にしてみたけど、こういう遊びは十分アリだと思える、ガンプラらしいキットだな、言うのがこのキットへの感想かな?

*1:目を緑にして、黄色いところのスミ入れはオレンジで。マーキングはGFFにあったドライデカールとクロスボーンVer.Ka用のガンダムデカールを主に使用