ロミオ+ジュリエット

先日見終ったアニメ関連の作品として見返す為にレンタル。映画館で見た他、テレビでも見たハズ。
シェイクスピアの書いた台詞を殆どそのまま使っているこの映画、舞台を現代に置き換えているわけだが、その古くて表現豊かな台詞と、ロミオのアロハやジュリエットのジーンズ姿のミスマッチさがやはりいい。
そして、バズ・ラーマン監督の演出なんだろうけど、主観や客観が入り乱れたりとスピーディな映像展開も、オリジナルのセリフとのギャップとして新鮮に映るわけで。でも、ジュリエットの部屋のバルコニーから中庭へ繋がるセットは、どちらかというと舞台劇の要素が強かったか。もっとも、展開上、そうせざるしか無いのかもしれないけど。
しかしまぁ、この映画での安置所での演出は、結末が原作と同じとしても実に報われない。あの瞬間に見せるジュリエットの笑顔がなんとも言えず涙を誘う。
ディカプリオとデインズの主役2人が素晴らしいのは勿論だけど、やはり神父を演じたピート・ポスルスウェイトの存在感が残るなぁ、と。
ロミオ&ジュリエット(特別編) [DVD]