プラトーン

未見の作品としてレンタル。
「真実のベトナム映画を初めて描いた映画」という事であるが、新兵として志願した兵士を物語の中心に据えての展開は面白い。
戦争映画という流れでのドラマ作りというよりは、ベトナムに行った兵士に焦点を当てた物語が1986年当時は新しかったのかね?アメリカ兵の非道を見せる為に出てきた民間人の顔は見せるけど、戦闘時のベトナム兵の顔は殆ど見せないという演出も何と戦争してるのか曖昧になってる感じが。むしろ、ウィレム・デフォートム・ベレンジャーがそれぞれ演じた、それぞれの行動で対立する士官のエリアスとバーンズの顔が鮮明に映っている事のほうが、チャーリー・シーン演じるクリスの最後の独白に結び付くものなんだと納得。
それにしても、この映画の戦闘シーンは悲惨すぎ。なんか、生き残り戦って感じでどんどん人が減っていく様がなんとも言えず。
プラトーン (特別編) [DVD]