VF HI-METAL VF-19改 ファイヤーバルキリー (その3)

引き続き熱気さんのバルキリー


・バトロイド形態
この形こそファイヤーバルキリー・・・って感じでしょ。劇中でも住んでる脇に、この形で置かれているわけだし。
真正面、真後ろから見ると腰周りの細さが気にならなくもないが、全体にスッキリとしたスタイルはカッコいい。パッと見ると、個々のパーツのアンバランスさがある様に見えるけど、変形する事を考慮しなくてもファイヤーバルキリーの立体物としては、出来がいいものだと思う。
なお、肩のスピーカギミックは勿論無し。欲しいところだけど、現物を見てクリアランスを知ると、そんな贅沢言えないww

斜めから見ると、ファイヤーバルキリーらしさは一目瞭然。
肩の丸さとかが気になったけど、バトロイド形態のラインとかアニメとの比較を考えるとこれでいいみたい。
そんな中でも気になるのは、腿に折りたたんだ状態となる主翼。基部の厚さと翼の薄さのバランスが、バトロイド形態で折りたたんだ時に少し野暮ったく見える様な気が。このあたりは、変形トイの仕方が無いところであり、そのバランスだからこそファイターでのカッコよさがあるのだけどね。

可動は「とんでもない自由度」とまではいかないが、そのスタイル以上には動く。股関節は、変形でのスライドギミックも併せて考えても、よく作ったもんだと感心する。それにしても、膝カバーの処理は上手いななぁ、と。

付属のランチャーポッドを構えた状態。このランチャーポッドが、この製品の中で一番大味なものかもしれない。見事なモナカ構造だし。
可動と相俟って、左手で保持しながらのポージングは問題無し。ランチャーポッドを持っての、劇中のポーズはこんなのしか思い浮かばないw
今回は、「魂STAGE」のクリップに無理矢理はめ込んでるけど、折角ファイターでも「魂STAGE」を使うスタンドがあるのだから、バトロイドとガウォーク用のサポートパーツもあっても良かったんじゃないかなぁー、と残念に思うわけで。

特徴的な口元のガードは顔面パーツの差し替えで再現。
顔のつくりは男前でいい感じ。目の周りの赤がメタリックってのは最初違和感があったけど悪くない。それよりも、目の横のラインに黒が入っていないのが残念。ちょっと締りが無いかな?

なお、変形後は腿と脛の裏側に"プロポーションパーツ"というものを付ける事で、変形のクリアランスとして設けられた切り欠きの箇所を隠す事が出来る様に。
その効果は大きいのだが、外すのに難儀するのはどうも・・・。


・まとめ
出来としては、想像以上だったなぁ、と。変形機構の出来はもちろんなんだけど、ここまでプロポーションがいいものが1/100というサイズで出来るとは思っていなかったので満足。
勿論、"VF100'S"から"VF HI-METAL"へ移行した一発目なのでロック機構等に試行錯誤の跡は見えるけど、この辺りは次で改良されている事を祈るのみ。噂ではYF-19も挙がってるみたいだからねぇ〜。
それでも、苦しいところを挙げるなら、塗装箇所の使い方のまずさと、プラパーツのランナー切り離し箇所の処理の甘さか。ランナーの切り離しは、もう少しキレイにやってくれてもいい様なもんだけど・・・。


何はともあれ、近々出るらしいサウンドブースターが楽しみだ!ボンバー!!