ゴジラ×メガギラス~G消滅作戦~

見直す為にレンタル。劇場で一度観ただけか。
冒頭から架空の戦後史を語り、大阪に首都を移転するという荒業で引っ張る勢いは悪くない。ただ、判り安すぎる記号としてだろうけど、大阪城公園に国会議事堂がそのままの姿で建ってるのを見るとギャグにしか見えない。それでも、そこまでの流れる、ゴジラの初上陸シーンを、新しいゴジラで描き直したりという手間は見事。菅井きんのシーンまで再現してるしw
この映画でのゴジラの描き方は、昭和ゴジラに近いコミカルなものも多く、見所は多い。
主演は田中美里と谷原章介。谷原の明るさがこの映画の中でいい雰囲気を出していたと再発見。女好きらしい感じも、正にピッタリだし。一方の田中美里はちょっと力が入りすぎたかなぁ、と。制服姿なんかは凛々しくて目の保養になったけど。
肝心の物語は、やはり惜しい。ブラックホールのくだりとかはいいのだけど、やりたい事を盛り込み過ぎて散漫になってるか。子供とかを出さずに、もう少しSFに寄っても良かったのに。
そして、最も気になるのがメガギラスのデザイン。でっかいトンボなら、口はいわゆる怪獣式に上下でなくて左右に開くデザインのほうが、まとまりも出てきたのに･･･。
笑い所も多かったけど、記憶以上に素直に楽しめたのは良かったか。あと、音楽も○