「ゴールデンスランバー」の伊坂幸太郎原作で、未見の作品としてレンタル。原作も未読。
もともと6つ短編であったものから、3つを映画用に構成しなおしたもの。3つの年代を跨ぐ演出なのだが、それが一人の女性の生き方に沿ったものであるという展開は、映画として面白い。パッケージでも出ている富司純子がどこで出てくるのか・・・と、思ったら、初めに出てきた小西真奈美演ずる藤木一恵のその後の姿になるとは。美容師になった・・・という設定の繋ぎは無理矢理っぽいけど、全体の流れとしてはキレイにまとまっていたかと。
そして、この映画の最大の魅力は死神を演じた金城武。どこか胡散臭さを感じさせるキャラクターにピッタリな演技で、人間と少しズレた感覚を持った姿を魅力的に演じてた。初めは「何故、金城?」と思うけど、見終わると納得。
感動作・・・というわけでもないけど、なんか終わった後に優しい気分になる映画でよかった。
あと、これレンタル用のDVD構成なんだけど、セルDVDの宣伝が本編の空気を醸し出していて面白かったなぁ、と。