フィッシュストーリー

ゴールデンスランバー」の伊坂幸太郎原作で、未見の作品としてレンタル。原作も未読。
情報を入れずに見てたら、冒頭からゴレンジャーが映るし彗星は迫ってるし・・・という運びで戸惑う。
が、その地球にぶつかる彗星を壊す者が、そこに至るまでの道に色々な人の流れがあって、その発端として「フィッシュストーリー」があった・・・という紡ぎ方は面白い。
5つ程の年代を描いているのだが、その時々を描く役者が個性的で見ていて楽しい。そして、それらをラストで"曲の「フィッシュストーリー」"に乗せて繋げて見せる演出は、仕掛けの面白さにニヤリとすると共に、人の繋がりを感じて心地いい終わり方だったと。
音楽プロデュースに斉藤和義が入っているのは、バンドの演奏も含めての、音楽の要素が大きいからなのか、と納得。
それにしても、途中に入る森山未來演ずる正義の味方のアクションは一級品。国内の映画でも、こういう流れを意識したアクションを撮れるんだ!と感心した次第。
フィッシュストーリー [DVD]