フレンチ・コネクション

未見の作品としてレンタル。
フレンチコネクションって、フランスとアメリカを繋ぐ麻薬組織の事だった様で。その組織の麻薬を追う刑事の物語。
刑事を演じるのはジーン・ハックマン。とにかく、暴力的な勢いを表現する姿は圧倒的なのだが、更に追いかける為に走る姿がカッコイイ。
そんな映画だけど、実際の事件をベースにしている事や、ドキュメンタリー出身のウィリアム・フリードキンが監督している事もあってか、感情移入を避けたドライな雰囲気が印象的。キャラクターの内面を描かず、淡々と事象を進める感じで。でも、悪党が豪華な食事をしているのを監視しながら、寒さに堪えながら道端でピザを食べ、最後にコーヒーをぶちまけるハックマンの演技は印象的。
ラストに向かって銃撃戦も含めた捕物で締め･･･と思いきや、暗い室内でバッサリ切られた感じで終わったのは、やはり消化不良な感が･･･。