三菱がiベースに作り出したi-MiEVの試乗車があったので乗る。
'07の東モでプロトタイプは見ていたけど、市販仕様を間近に見るのは初めて。
外見は現行のiと変わった印象は無い。独特のカラーリングがi-MiEVなんだと思わせる程度で。
もちろん、後にまわれば最大の相違点である、マフラーが無い事で違いが判るのだけど。
眺めていて気付いたのだけど、フロントブレーキのディスクがベンチレーテッド使ってるよ!
運転席に着座して、スタータースイッチを入れ、インパネに"READY"の表示が出れば発進OK。シフトのセレクターは、現行プリウスのスイッチ然とした作りと違い、普通のクルマと変わらない操作感。今回は試さなかったけど、"B"というポジションで回生ブレーキでエンブレの様な感じにも使える様で。
で、この時点で何も振動が無く違和感。走り出してもさほど音はしないのだが、停止時の静かさは当たり前だけど異常。ハイブリッド車やエンジン車のアイドリングストップでも、エンジン保護の為にしばらくすると始動したりと音がする要因があるのだが、それが全然無い･･･。
走り出してみると、思った以上の加速感に満足。試乗コースには坂道があるのだが、無理して引っ張る感じも無く上がっていく。
あと、外に音はしないだろうけども、ある程度速度が乗ったところでの、モーターの動作音はいいかもしれない。気になるのは、メーターに表示される回転数代わりの電力消費&充電表示のメーターがせわしい事か。
と、走ってみての電気自動車らしさはこれくらいのもので、後はボディの感覚や安定性とかも含めて一般車とあまり変わりないなぁーというのが、感想になるか。
こういうのに乗ると、クルマの未来形を確かに感じる事ができる。走った感触として、街中は正直これで十分。三菱が商用車使用も考えているのは、実にもっともな事だろう。
こんな素敵なクルマなんだけど、やはりネックは充電の為のインフラだろうな。200Vならまだしも、100Vだと満充電に14時間もかかる事だし･･･。
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/i-miev/index.html
