アイアンマン2

フォーラム4、評価★★★☆
「アイアンマン」の2本目・・・まぁ、3本目まで決まってる様なので、どうも2本目としての作りになってるのは気になる。今作で本格的にS.H.I.E.L.Dが絡んでくる事を考えると、「アイアンマン」以外への広がりを作る仕掛けが本格始動・・・といった感じか。
物語はヒーローである事が知れたトニー・スタークがそれ故に苦悩する所に、父親との因縁がある敵が現れ・・・といったところだけど、トラブルと思われた事が結構サクサクと解決されていく感じはいい。それでも、自宅を破壊しながらの殴り合いとかの寄り道もなかなか楽しいもので。
そんな、テンポのいい音楽に乗せて進む物語のテンションはラストバトルで更に盛り上がるもの。アイアンマン=トニーの戦いは当然として、バックアップとなるブラック・ウィドーの艶っぽいアクションは見所十分。
ストーリーよりも、ギミックを楽しむ映画として満足か。何より、ロバート・ダウニー・Jrのチャーミングさを見るだけでも楽しいのよ。<以下核心メモ>
今回の物語のキモも、リアクターって事で。イワンは父親がスタークとリアクターに携わっていた事で小型なリアクターのコピーを作ってウイップラッシュになり、トニーはリアクターでアイアンマンであり続ける事で体を蝕まれるのを新型のリアクターを作成し解決・・・という風に。
その、トニーが作る新型リアクターは、父親がエキスポ会場の形で新しい元素を示して伝える・・・というのは、冒頭にある現代のエキスポと重なってて実に映画的。そこまで仕込みはあるのか、って。
ヴィランとしてのウィップラッシュの他に、無人機のドローンが登場。ドローンは戦闘での活躍より、エキスポで各軍仕様が紹介されるシーンのほうが好き。
そして、アイアンマンの相棒として、ウォーマシンも登場。マーク2からの改良という設定の原作との相違は判らないけど、当初はアイアンマンを追いかけたり、最後には殴り合いで見つけた合体技でウィップラッシュを倒したりと、なかなかの活躍。
活躍といえば、CEOを押し付けられたペッパーの奮闘振りもなかなかだけど、ラストをトニーとのキスで締めるてたので、次の展開が気になる。
そして、やはりエンドロール後のフリ。メキシコでコールソンが見たハンマーは、"ソー"のなの?名前はチラリと聞いた事はあるけど・・・。