いたずらロリータ 後ろからバージン

未見の作品としてレンタル。
日活ロマンポルノの中の1作品で、平成ガメラや「デスノート」の金子修介が監督した作品。作品履歴を見ると、一般作品*1の後に撮ったものだとか。圧倒的な金子作品らしさ・・・というのが見えない様に思えるのは、自分が初期の金子作品を観ていないからか、それともロマンポルノを代表とするピンク映画を見た事ないからか。
それでも、「ご主人様」とか裸エプロンなんかは1986年という時代を考えると新しいのかもしれない。そして、人形が女の子になって・・・という物語を正面から描くのが金子作品らしさなのかもしれない。あとは、アパート住人の個性的な姿にもらしさが見えるかな?
しかし、「裸があれば何でもいい」と言われたロマンポルノらしく、思った以上にしっかり映画していた。AVなんかでは描けないシーン表現や、ラストでホロリとさせつつハッピーエンドを感じさせる締めくくりなんかに、見た後の満足感もあるわけで。そういう意味では、現在の著名な監督が手がけたシリーズというのも納得できたか。
そいうえば、作品故にモザイクやボカシが頻繁に入るかと思えば、全然無くてキレイに見せていたのは感心。むしろ、裸エプロンのエプロンにボカシが入っていて何かのマークを隠していたのが気になって・・・。
いたずらロリータ 後ろからバージン [DVD]

*1:弓月光原作の「みんなあげちゃう」(1985年)・・・脚本は井上敏樹!?