エクスペンダブルズ

フォーラム5、評価★★★★☆
シルベスター・スタローンが監督,脚本,主演で、周りをアクションスターが勢揃いで固める映画・・・という事であるのだが、脇を固めるメインがジェイソン・ステイサム,ジェット・リードルフ・ラングレン。バックアップ的な形でミッキー・ローク。そして、豪華で目立ちすぎるカメオ*1としてブルース・ウィリスアーノルド・シュワルツェネッガーという感じ。そこに、プロレス,レスリング,フットボールから出てきた俳優が絡む形に。
そんな、多少「看板に偽り有り」的な結果もなんのその、現実に1本の映画の中にそれだけのメンツが集まるというのは実に嬉しい!それで、細かい展開を抜きに"観たい映画"を創ってくれてるのだから、面白くないわけがない。
当然の如く、「伏線か?」という内容が回収されなかったり、動機がツッコミたくなるものとかの点はあるのだけど、そんな事を気にさせないクライマックスぶりは、やはり楽しい。
とにかく何も考えない、アクションの詰め合わせを楽しむには満足な映画だったかと。
あと、スタローンが「ランボー/最後の戦場」の時よりも引き締まっていてカッコよかった・・・というより、年齢を感じさせないカラダに感心したりとか。<以下核心メモ>
ブルース・ウィリス演じるチャーチが、今回の作戦の裏を掴んでるCIAの黒幕・・・と思いきや、何も触れずに終わる空振りっぷりは、逆に拍手モノ。
そして、危険な任務故に作戦を断ろうとしたのが、現地の将軍の娘が気になったところでツールの説教で娘の救出に単身でも潜りこもうとする展開は安直でいい。しかも、助けたところで最後にロマンスがあるわけでなく、リーと「タイプでない」と話までする展開には苦笑するばかりだけど、この辺が実に"男子の為の映画"としての面白さ。
そして、ガンナーが一度裏切り、バーニーの銃弾に倒れて最期に敵の情報を与えて散った・・・と思ったら、ラストシーンでちゃっかり生きててみんなと集まってるのは、この映画がチームものとしての側面があるからなんだろうね。しかも、その情報が役に立ってたのかどうか・・・w

*1:エンドロールに名前が無いので