アイルトン・セナ 音速の彼方へ

フォーラム1、評価★★★★
F1ドライバーであったアイルトン・セナについてのドキュメンタリー映画
カート時代の様子から始まり、後はF1での活躍・・・特にマクラーレン時代を主とするプロストとの確執等を描き、そしてあの何かがおかしかった1994年のサンマリノGPをフリー走行から決勝日までを細かく描くという流れ。それを、セナのインタビューや関係者のモノローグで紡ぐもので。
映像の中には、なかなか見られないドライバーミーティングの様子や、セナのオフショット等もあり、映像としても面白い。勿論、予選直前のラッツェンバーガーが話す姿や、セナの事故の際にヘリから撮った処置の様子等、つらい映像もあるのだが。
そんな映像で見せながらも、監督としてはセナの姿を通してF1の根底にある政治というものを見せたかったんだと思う。その為に、冒頭とラストに「純粋にレースを楽しめた」とするカートの話を持ってきた訳だし。
あと、この映画で改めてブラジルにおけるセナの存在がいかに大きかったかを改めて感じた。