2011 東京モーターショー 〜その他の事

今回のモータショー、先の震災を受けてか"クルマを取り入れた生活"というものの提案としての展示が多かった。
日産や三菱のブースでクルマを電源として使える暮らしの提案はあったけど、クルマメーカーだけではなく積水ハウスや建材のリクシルとかが、大きく展示していたのが印象的。
これは、リクシルにあった木製のEV。


そして、トラック関連のブースに迷い込んだついでに色々見ていたのだが、将来の展望としてトラックの車体を売るだけなく、メンテナンスや運送の効率化等ネットワーク機能を使っての流通の効率化という事を、いわゆるソリューションとして提案していた話が面白かった。ネットワーク社会が進んだ世の中だからこその発想なんだろうな、と。

あと、日産ディーゼルの海外向けトレーラーの先頭・・・トラクターの運転席に座ったのだが、コクピット的な狭い空間を演出したものには衝撃が。そして、多用途故に、インパネ脇にダミーがたくさん並んだ拡張スペースが手の届く範囲に作られていたのがカッコいいもので。


また、モーターショーの楽しみといえば部品メーカー。ここを全部丹念に見たら、期間中毎日行っても足りないと思うぞw
樹脂を扱うメーカーであったり、シート専門のメーカーであったり・・・と、色々あるけどこういうメーカーの存在を改めて見ると、震災後やタイの洪水で言われた「クルマは一つの部品が欠けても組み立てられない」という事を実感できる。"あぁ、こんな細かいパーツでも作るメーカーがあり、それぞれにコストダウンや環境に配慮しつつ、品質を上げているんだなぁ〜"と。
そんな中で目に付いたのが、旭硝子の薄くて強いガラス。曲げてるデモ見ると納得できる。

トヨタ紡織のカラーシートベルト。これは車内が明るくなりそうでいいな〜。

どこのか忘れたけど、竹製のステアリング。薄い竹を積層して作るのだそうな。質感がどんな風になるんだろう、と興味は尽きない。

部品メーカーもそうだけど、"モーターショー"を通してみても、クルマを設計する人、クルマを組み立てる人、その為の部品を作る人、ショーで解説する人、ショーに華を添えるコンパニオン、会場の運営や来客の対応等ショーの運営をする人、ショップや食べ物屋で売る人、みんなの出すゴミを片付ける人、駐車場や周辺で警備する人・・・と色々な人がいて成り立ってるんだなぁ、と思った機会だった。当たり前の事なんだけど、凝縮された空間で改めて実感できたというか。


細かい話はさておき、最後に気になったもので。
トヨタブースの"どこでもドア"。最近のドラえもんCMに関連してだね。他にも空にドラえもんのび太が飛んでたし、デモ映像でも沢山使っていたしね。

トミカブースのバンブルビーカラーのカマロ。

実は、脇にちゃんとオートボットというかサイバトロンマークがあるのね。

JAFブースにいた変な奴w名前は忘れたけど、お姉さんと一緒にJAFの秘密を探って紹介していたよ!


今回のモーターショーで残念だったのはMINIとかジャガーのブースを見られなかった事。って、西1ホールの存在に全然気付かなかったのが敗因・・・。行けるか判らずに、なるべく事前情報を取り入れてなくて、クルマのチェックするポイントを大分見逃していたのも今回の失敗か。
それでも、やはり周りがクルマだけの空間はやはり面白かった!色々問題はあったけど、存分に楽しめたので、結果オーライなんだよね!