五条霊戦記

見直す為にレンタル。劇場で1度観たきりか。
遮那王と弁慶の物語を別の視点で捉えた物語。で、遮那王が浅野忠信なんだけど、いくら顔が若いと言っても30手前の俳優が元服前の姿を演じるというのは、どうも説得力が無い…。
全体として、源平のいきさつはあくまでも下敷きで、鬼と仏というものへの考え方が描かれていたので、当時思った感想よりは素直に伝奇ものとしては納得できた様な。ただ、チャンバラというかアクションが変にアップで細かいカットを繰り返したり、果てには火花だけ散らしたりとなかなか退屈なもので。
セットや衣装のビジュアルは好みで、役者も揃えているのだけど、なんかひたすら惜しい映画だったなぁ、という感じ。