エレクトラ

未見の作品としてレンタル。
｢デアデビル｣からのスピンオフとして作られた映画。なんだけども、あまり繋がりが無いというか。いや、切り離したならそれはそれでいいのだけど、半端に｢デアデビル｣と繋がるシーンがあるから居心地が悪い。
圧倒的なヒロイン映画というものではなく、初めは暗殺目標であった父娘を守る戦いになり、その娘のアビーとの交流も含めてのエピソードとなる事で、どちらかというと内面の物語となった感じ。
元々、一度死んだエレクトラが生き返るという事で、精神的な要素も強いものではあったのだけど、物語の展開としては弱い気がしないでもない。敵というかヴィランの能力者であり見せ場もあるのだけど、どれも物語に絡むには弱いというところだろうか。
アビーを通じてエレクトラの殺し屋として生きる苦悩から、本来持つ善の心を取り戻すという苦悩はあるのだけど、それらと物語がバラバラになった様な感じで、ちょっと残念な作品になっていた様な気がする。
しかし、善の力となるものの名が"キマグレ"って何だよw言葉どおりに取ると笑いしか無いというか。