三銃士

見直す為にレンタル。劇場で観た他、ビデオとかテレビでも見た様な気はするが。
ダルタニアンがクリス・オドネル、アラミスにチャーリー・シーンとか見ると、時代を感じるなぁー、とか。チャーリー・シーンが活躍している映画を久しぶりに見た気がする。そして気付けばアトスがキーファー・サザーランド…カッコいいけど、今のイメージとはなんか違うよな、と。
物語の前半で、銃士隊が解散させられるところから描かれるのだが、それによって引き篭もっていた元銃士達が、クライマックスに三銃士の呼びかけに応じ、国王を守るため馳せ参じる展開は何度見てもカッコいい。何せ、引き篭もっていた彼等が、家などの各所に剣と銃士のマントを隠していたというものなのだから。
物語は、リシュリューが国王を殺す企みを三銃士が阻むというもので、そこにダルタニアンと父の仇であるロシュフォールとの因縁等も含めての展開。アトスとミレディーの悲話の要素が結構大きかったな。そういえば、リシュリューが王妃を狙ったり、ミレディーにちょっかい出そうとしたり、権力を握ろうとする割には女癖が悪かったのが印象的。
国王が女の子みたいな外見と裏腹に、芯の強く賢いキャラクターであった為か、ラストではダルタニアンが銃士に加わるところで仲間に祝福され、そしてコンスタンスと結ばれるというものであり、活劇としての気持ちよさがある。
見直してみると、公開当時は新解釈と思っていたものが、意外にクラシカルな雰囲気で撮っていたものであった、と見る事ができた。
しかし、このDVDも古いリリースだから4:3サイズに本来のサイズを入れた小さい画面でしか見られなかったのは残念。BDではリリースされていないのね。
三銃士 [DVD]