007 ゴールドフィンガー

見直す為にレンタル。テレビ等で何度か見ていたもの。
007シリーズの基本が出来上がった作品として有名ではあるけど、それを象徴する様なボンドカーであるアストンマーチンDB5のカッコよさはピカ一。ギミックを余す事無く見せるけど、結構早い段階で消えてしまうのが残念。Qには傷ひとつ付けずに返せと言われたのにw
敵となるのは富豪のゴールドフィンガー。フォートノックスの銀行にある金塊を汚染し、自らが保有する金の値を吊り上げようという、金儲けが目的の男で前2作に登場のスペクターとは無縁。それでも、殺し屋のオッド・ジョブを従え、犯罪組織の面々も躊躇無く殺してしまう様は、悪役としての存在感は十分。そういえば、字幕ではオッド・ジョブを"なんでも屋"と訳していたけど、そういう意味だったのか。
ボンドガールとして登場するのが、ゴールドフィンガーの下でパイロットをしていたプッシー・ガロア。実に大人の魅力溢れるキャラクターであった。この映画と言えば金粉を全身に塗られて殺される女性が知られてるけど、その妹も登場…なんだけども、あっさり殺されてるのね。
ジェームズ・ボンドを演じるのはショーン・コネリー。タイトル前のシークエンスで、潜水服でひとしきり暴れた後、それを脱いだら下からタキシードが出てくるところのカッコよさといったらもう!
後は、タイトルバックの金色の女性に劇中シーンを映した美しさとか、カウントダウン終了時の小ネタとか、とにかく007はこれだよなー、と安心して見られる事ができる映画だと改めて思う。
007/ゴールドフィンガー 特別編 [DVD]