スウォーズマン/女神伝説の章

見直す為にレンタル。ビデオでは繰り返し見た作品。
'90年代前半らしい派手なアクションの武侠劇。馬が裂けたり、首を引っこ抜いたりする残酷描写が多いけど、このくらいのレベルで描くのがいいのかもしれないなぁ、と。現在のレベルでCG全開で作ったら生々しくなりそうな。
主演はジェット・リーなのだけど、何はともあれ東方不敗を演じたブリジット・リン。去勢し秘術の力で女性化していくのだが、その色っぽさは悪役といえどもこの映画の見所だと思う。前半の変化途中での男性声の時は、アフレコがいまひとつ合ってないところもあるけどね。
アクション主体でいつも見ていたけど、中国らしい人の繋がりの上に成り立つ物語なので、腰を据えて見ると尚面白い。疑心や、権力者の慢心も含めて。
この映画で、日本の忍者が出てきて多少怪しいとはいえ日本語のセリフがあるのだけど、DVDでは一部に字幕があってビックリ。掛け声の「飛び斬りだ!」「連続斬りだ!」とかに字幕が付いてるのは苦笑してしまうというか。
DVD版で残念なのは、日本語吹替え版の収録が無い事。ジェット・リー=池田秀一を始めとしての声優で作られた吹替え版も面白いものであっただけにホント残念。吹替えが収録されていたならば少し高くても買ってもいいのだが…。
スウォーズマン/女神伝説の章 [DVD]