007 ダイヤモンドは永遠に

見直す為にレンタル。テレビ等で見たくらいか。
ショーン・コネリーが戻ってきた作品なんだけど、雰囲気がなんか違う。ちょっと貫禄が出たというかキレが無いというか。それでも、所作を見てるとカッコいいんだけどね。
南アフリカでダイヤモンドが盗難され密輸されるという事件を、依頼され追うボンドの先に・・・という物語。冒頭アクションでは、前作からの流れなのかブロフェルドに明らかな敵意を向け、これを倒すというシーンから始まるのだが、今作の敵となるのもブロフェルド。影武者を作っていて・・・という展開。盗まれたダイヤモンドの使用目的はレーザー衛星であり、それを止める為にボンドが活躍するのはいいのだけど、最後のブロフェルドはCIA等が攻めてきた為に石油採掘船に模した基地から潜航艇で逃げ出そうとするのだが、クレーンに吊り下げられた状態でボンドに振り回されるという、なんとも情けない結末に。
そして、ゲイの殺し屋2人組がエピローグにもうひとつアクションを添えるのだけど、火だるまになって海に落ちていくシーンは、やはり印象に残っていた。
この映画でなんか違和感があるなぁー、と思ったのはラスベガスあたりをメインとして、アメリカを舞台にしていたからかもしれない。乾いた空間ばかり広がっているのが、ボンドの言動にも影響していたのか?…とか。
今回のボンドガールであるティファニーは最初は悪女っぽかったけど、最終的にはお色気要員だけになってしまった感がするのだが・・・。
ダイヤモンドは永遠に (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]