フラッシュ・ゴードン

未見の作品としてレンタル。
古典的なヒーローものではあるのだけど、意外だったのはフラッシュ・ゴードン自体はあくまでもフットボールの名プレイヤーというだけであって、超人ではなかったという事。ただ、地球を救う事になった正義感だけで戦うという様な。物語の導入も成り行きで、ザーコフ博士のロケットに乗ってしまったという感じで。
製作は1980年なのだけど、原作コミックスが1930年代という事もあって実に古臭い。'80年代らしい新しい雰囲気も醸し出そうとしているのだけど、どうも展開が洗練されていないというか。同時期に「スターウォーズ」があった事を考えると、益々スペースオペラとしても古典的に作りすぎた気がしないでもない。
それでも、ヒロイン含めての女性キャラクターの行き過ぎないエロティックさは、コミックらしさを上手く新しいものに作り上げたと思える。あと、クイーンが手がけたテーマソングは実に耳に残るけどいいな。
フラッシュ・ゴードン [DVD]