見直す為にレンタル。BDでの視聴。劇場で1度観たきりか。
2本目として、最大の敵となるモリアーティ教授との対決の物語。モリアーティ教授の登場は序盤からあるのだけど、直接の対決は終盤のクライマックスに。戦争勃発の危機を回避すべく開かれた平和会議を終盤の舞台として、そこに持っていく様な物語の展開であったのだけど、改めて見ると必然から紡がれたドラマで成り立っていたのだなぁ、と。なんかバタバタしていたイメージがあったから。
ガイ・リッチー監督らしいカット繋ぎでのホームズでの推理シークエンス、前作ほど無い印象だったのだが意外に多く、しかも的確に使われていたのだと改めて。クライマックスでは先読みの代表とも言えるゲームのチェスに続いて、ホームズとモリアーティの先読み合戦の緊迫感がやはり堪らない。そこまでやっていながら、あっという間に2人揃って滝に落ちる流れも含めて。
前作からの主要キャラが冒頭で死んだりと、意外とドロドロした物語ではあるのだけど、エピローグのニヤリとさせられる演出を見れば、気持ちのいい冒険映画だったんだな、と見終われるんだよね。