イージー・ライダー

未見の作品としてレンタル。BDでの視聴。
冒頭、麻薬を売って儲けたお金をバイクのタンクに隠すところから始まる物語。それを巡っての争奪戦になるのかと思いきや、それはあくまでもバイクで旅をする理由だけであり、行く先々で会う人達との物語がメインという。まさにロードムービー
とにかく、人にあってそれなりの物語が生まれるのだが、ある程度で一転して画面が切り替わりバイクの旅が始まるという。その旅を、全編にわたって音楽で繋いでいるという感じ。画面の切り替わり等に使われるサブリミナルの様な細かいカットの繋ぎが印象的な。
ただ、前半で安ホテルへの宿泊が断られたくだりから、徐々に自由にバイクで旅する彼等…特に長髪への偏見等が見え隠れすると思ったら、後半では途中で仲間となった弁護士が撲殺されたりし、そして唐突且つ衝撃的なラストの展開に繋がる事を考えると、ベトナム戦争中というアメリカの歪さをストレートに描いたものだったと思えるもので。
中盤では不安になる感じだったけど、最後まで見終わった時に"カッコイイ"だけじゃない強烈なメッセージというかインパクトがあった映画だと知り、その名が残っている理由も判った気がするものだったな。
イージー★ライダー [Blu-ray]