ミュシャ展を観に行く。

今日は、六本木で開催されている「ミュシャ展」を観るために上京。
朝の5時に起き、須賀川から高速バスで東京へ。首都高に入ってから事故渋滞で1時間遅れで終点の新宿へ。後は、大江戸線で六本木まで…って、バスの中で調べたんだけどね。
むしろ、六本木ヒルズの中で迷うという始末。


そんなこんなで、52階の展示会場へ。
ミュシャ展は数年前にも観たけど、また展示内容が異なるもので、違った楽しさがあるというもの。アールヌーボー代表というよりは、ミュシャの祖国に対する想いや、そこに至るまでが見えるものと言ったらいいのか。
色々あるけど、ポイントを。
・スラブ叙事詩の下絵があったのには驚いた。部分と言っても、かなりの巨大さに圧倒されるわけで。
・展示会のメインビジュアルにもなっていた肖像画が、娘のものであり、そのモチーフが数点あった事と、凛とした表情に引き込まれる。
・ポスターを描いていた香水の現物には驚いた。あと、クッキーの缶とかも。
・広告用ポスターは馴染みの無いもの多かったかな?
・連作のポスターは少なかった気がする。それでも、芸術,花,季節は揃っていたか。芸術は習作と合わせての展示で、実に興味深かった。
サラ・ベルナールの演劇ポスター、画集で見てるハズだけど、改めて本物の存在感には圧倒される。ジスモンダは変わらず好きだけど、椿姫もいいなぁーと見惚れる。
ミュシャの展示でリトグラフのものを見ると、ミュシャの絵の素晴らしさと共に、印刷の技術にもいつも驚かされるわけで。金や銀の色は何を使ってるのかな、とかも思ったり。
・ポスターで貼り合わせで大版を作っているけど、今回は想像以上に大きなリトグラフ作品があって驚く。
・少女の顔の彫刻は前回見たけど、やはり造形と装飾の美しさが素敵だった。
・今回もちゃんと百合の聖母があって嬉しかった。以前の展示会でその大きさと美しさに圧倒されていたので、また見られたのには満足。油彩の作品の中では一番好きな作品であるので。
万国博覧会時期頃からの祖国をモチーフにした絵、フリーメイソンとの関わり等、今まで知らなかった側面が見られたのは大きい。
色々思うところもあり名残も惜しかったけど、3時間ほど過ごしたところで会場を後にする。


せっかく六本木ヒルズの上に登ったのだからと、展望台に行ったのだが…怖かったwまぁ、最高の晴天で見張らしは最高だったのだけど、どうも高いところは落ち着かなくて…。
それでも、挙動不審になりながらも写真を撮ったりとかで。


展望台の券で入れた、「会田誠展」というのも覗いたけど、肌に合わずにほぼスルー。


地上に戻り、新宿方面に戻るなら新宿御苑へ…と思ったのだけども、既に閉園時間で入れず。「ブラタモリ」でお酒が持ち込めないのは知っていたけど、勉強不足でした…。
それでも、桜が咲いてるのは一足先に見られたねぇ〜。

しばらく新宿駅近くをブラブラ。



その後、仕事の終わったフエタロ氏と待ち合わせし、晩御飯と近場の模型屋の物色とか。
別れた後は、また高速バスで帰途に。


ほぼその目的のみだったけど、「ミュシャ展」は足を延ばして観ただけの価値はあったというもの。久々にミュシャ養分を沢山浴びて満足満足。
でも、巡回展で年明けには仙台での開催があるみたいだから行こうかとは画策している。