キャシャーン

未見の作品としてレンタル。
1993年に製作されたOVA版。全4話を1枚にまとめたもの。
梅津泰臣デザインのキャラクターが目を引くものだけど、本編も殆どの作画監督をしているだけあってその存在感は見事。リファインされたメカもシャープで気持ちいい。
ブライキング・ボスに率いられたロボット軍団に支配された世界というスタートで、そこでの人間達の反抗とキャシャーンの戦いを描くというもの。基本的な設定はオリジナルに順ずるものなのだけど、展開に盛り上がりが欠けるというか。長いスパンでの物語を切り取った展開はいいのだけど、妙にのっぺりとした作風というか・・・。そして、キャシャーンのアクションがオリジナルからの引用もあるのだろうけど、面白味がない。明滅する背景の多様も単調さに拍車をかけているというか。むしろ、実写版のほうがリズムが良かったんじゃないか・・・という感じ。
梅津キャラになって、ヒロインのルナが実に美しい。ただ、男だけの集団に胸元を大いに広げた服でいるのはどうかと思ったけど・・・。OVAだけあって捕まった時の服の破れや、最終話でのシャワーシーンのサービスもあったりとか。
各エピソードの最初に、旧ビデオパッケージのイラストが流れたのは面白かったな。
OVA キャシャーン [DVD]