超人ロック ロード・レオン

未見の作品としてレンタル。長い原作コミックの中で、このエピソードあたりは読んだ事があるハズなのだが…。
最低限の「超人ロック」への知識があれば、依頼とはいえ巻き込まれる形のロックや、超能力者達のバトルは素直に楽しめる。物語の展開は残酷で悲劇的なのだけど、最後の救いに安心できるエピソードというか。この流れが原作と同じなのかは覚えて無いのだが…。
物語の中で、このエピソードの前となる事柄やキャラに触れていたりもするけど、そのあたりはあまり気にしなくても楽しめるレベル。まぁ、オープニングタイトルの映像で、エピソードに関係ないキャラクターしか出てこないのはどうしたものかw
ロックを演じたのが飛田展男さん。長く生きてきた男の優しさが滲み出る様な声は実に合っていた。対するロード・レオンを演じたのが池田秀一さん。こちらも優しさと狂気を孕んだ声はいいものだったのだけど、どうもロックとの掛け合いは変なイメージもしてしまうわけで。
特に「超人ロック」として盛り上げた作品では無いけれど、長いエピソードの中の一編をアニメ化したと考えれば実に素直な作品に仕上がっていたと思う。ただ、音楽のチープさが気になってしまったのだが。
今回見たDVDは、「コンプリートコレクション」として、30分のOVA作品3話を1枚にまとめたもの。制作がバンダイであたのに、DVDリリースはパイオニア。レンタルであるだけラッキーな状態なのかな、とは思ってしまう。
超人ロック?ロードレオン? コンプリート・コレクション [DVD]