超人ロック ミラーリング

未見の作品としてレンタル。
調べたらこのエピソードは制作の企画から実現まで長い時間がかかった様で。独立したエピソードかと思っていたら、｢新世界戦隊｣に続く物語という。それに登場した、コンピューターのエレナを巡る物語で。尺は短く、60分程度の1本。
製作された時期も離れている事もあって、スタッフは一新。画面のシャープさもあるけど、90年代半ばらしいシャープな雰囲気の絵で構成されたもの。
今作でロックを演じたのは鈴村健一さん。少し前だし少年っぽい雰囲気が強くなるかと思ったけど、想像以上に大人っぽい感じ。まぁ、今回のエピソードは｢新世界戦隊｣にも出ていたランとニアの物語という感が強いので、あまりロックの台詞は無いのだけどw
今回はコンピューターのエレナ…しかもバックアップから再生されたものとの戦いという事もあって、ネットワークというか電脳空間でのアクションが多かったのがポイント。90年代半ばという時期も微妙であるけど、先の2本に続いて作られたらどんなイメージになっていただろう、と思わなくは無い。その電脳空間での戦闘イメージは基本的に裸。そんなわけで、ネットワークに侵入した女性も男性もみんな裸でアクションしているのが面白いというか。
話の展開は60分でも間延びした感じだったので、これだけで見ると少し辛い気も…と、思うと先の2本と同じ雰囲気で見たかったというのは素直な感想。ただ、長期連載されている原作と同様に、色々な時期でのアニメーションの表現によるロックが見られるというのは、またそれはそれで楽しいのかもしれない。
このDVD、特典映像というか資料としてキャラ設定や背景集、更にコンテまで含まれているのは面白い。