マルコヴィッチの穴

見直す為にレンタル。BDでの視聴。劇場で1度観たきりか。
とあるビルの7と1/2階にある扉に入るとジョン・マルコヴィッチになれるというか入れるという物語。その可笑しな設定で変な映画だった覚えしか無かったけど、主人公が人形使いである事や、ジョン・マルコヴィッチ自体の演技の上手さを、的確に組み込んだ映画であった。意外な視点を持つ事での人と人との関係の怖さや良さなんかも含まれるもので、意外と考える事も多い。
そして、ジョン・マルコヴィッチの中に入れるという可笑しな事が、ちゃんと理由があって物語の序盤で主人公が入社した会社のあるビルと7と1/2階の逸話を紹介した映像の内容が、最後まで生きていたのには、なるほどと。
主人公がマルコヴィッチを乗っ取ってからのシーンにて、インタビュー映像等で有名人のカメオ出演が話題だったけど、今見ても通常出演のチャーリー・シーンに違和感。と、いうか誰かが中に入ってる違和感に気付いた時に相談する相手がチャーリー・シーンだと、どうしても「それでいいのか」とツッコミたくなるというもの。まぁ、シーンもその期待を裏切らない怪演だったけどね。
そんなに繰り返して見る程では無いけど、好きな映画だな。これは。
マルコヴィッチの穴 [Blu-ray]