戦略大作戦

未見の作品としてレンタル。
｢ガルパン｣絡みで見ようと思ったものだけど、二次大戦でドイツ軍が隠し持っていた金塊を奪い取ろうというアクション映画。それでも、部隊が動いたり戦車の活躍があったりと、戦争映画の雰囲気は十分。
それでも、発端から締めくくりまでの流れはどちらかというとコメディタッチ。何せ、14000本の金の延べ棒を私欲のために盗もうというものなのだから。ただ、そんな雰囲気でも中盤ではナチスとの激しい銃撃戦があり、その中で仲間が死んでしまうというシーンとなるのだが、ここの異質感は引っかかった。
最初は少人数のみで知っていた金の話がどんどん広がってどうなるのか…と思ったら、途中から絡んできた将軍を上手く使って気持ちのいい終わり方にしたものだと。但し、人数が広がる事で、脚本がやや乱暴になっていた感があるのは否めない。
クライマックスの市街戦はなかなかの盛り上がり。ティーガーが3両もあるのにどうやって…と思う所を、なかなか上手い感じに攻略していく様はワクワクする。でも、最後はドイツの軍人に金をネタに交渉するとかが、また面白いというかwティーガーの存在は圧倒的だったけど、T34の改造だったので色々と違うのは仕方が無い。むしろ、シャーマンが魅力的に見える映像が多かったのは、アメリカ映画故なんだろうな。
時代らしい活劇的な戦争映画として、素直に楽しめた。｢ガルパン｣で見てたシーンにも納得できたし。ただ、DVDには吹替えが無かったのは残念。イーストウッドを山田康雄さんが吹替えたものがあるらしいからね。