「東京モーターショー2013」の話(その1)

2年毎に開催の東京モーターショー、今年も行ってきた。会場は今回も東京ビッグサイト
今回の入場者数は2011年開催の前回よりも多かったそうで。数字を聞くまでもなく、人の多さは会場にいて実感する事ができた。平日だというのになんでこんなにいるのー、という感じ。意外と、修学旅行や課外授業で行く生徒や学生もいるものだなぁー、と感じたりもしたわけで。
そんな人の多さもあって、クルマを見るのも慌しかった気がする。後で貰ってきた資料を見たりすると、見落としたものが多数あったというか。
ひとまず、そんな中でも色々見てきたものを写真と雑感なんかをまとめ。


まずは日産。
コンセプトカーのIDx。カジュアルな雰囲気のものと、スポーツモデル的なnismoのものという2種が並んでいた。丁度、紹介のデモをやっていたのを見たのだが、"いかにも若者受けしよう"というSNS風の会話の流れや、スポーツモデルについて"レーシングゲームの様な"という文句で語られ、半ば呆れてしまう。
そんな演出はともかく、旧いスカイラインGT-Rを髣髴とさせるデザインは素直にカッコイイ。nismoについては、内装のアグレッシブさとか、リアエンドの処理はかなり好みのもの。


そして、コンセプトカーのブレードグライダー。話は聞いていたけど、実際に見るとインパクトは大きい。でも、"カッコいい"というよりは"スゴいな"という感想が先に立つ。間近で見た感想では、意外と現実味のあるところまで作りこんでいるかなぁ、と。下部は厚みのあるカーボンの板である印象は受けたけど、あれだけフラットなのは電気自動車だからなのだろうかな、とか思ったりも。



少し前に発表があった新型スカイライン。ハイブリッドで大きくなったセダンでインフィニティバッジとはありえないと思っていた…が、実物を見たら印象が変った。大型セダンだけど、このデザインならR33以降からV36までの流れを考えると、正に正当進化としてスカイラインを名乗ってもいいのじゃないかと思えるというもの。フーガともまた違う雰囲気は走るプレミアムセダンという感じ。


市販間近の新型エクストレイル。先代までのイメージから脱して、ガラリと印象を変えてきた。元々オフロード的なイメージで売り出していたけど、シティSUVに方向転換したのかなぁー、なんて思って見ていた。でも、このフロントのデザインは嫌いじゃない。

nismoのマーチ。適度なパーツの使い方とか、nisimoイメージの色とかが相俟って素直に好きなデザイン。でも、やっぱりリアはドラム…。そして、ルームミラーに延びている配線が気になって質問してみたら、キーレスエントリーのアンテナだとか…かなり萎えた…。

nismoGT-R。これを見てると、なんだかんだ言っても自分はこのGT-Rは好きなんだなー、と感じるね。

続いて三菱。
ステージに上がっているコンセプトカー3台が目立つ展示だった。そして、その3台が揃ってイメージスケッチからそのまま立体にしたようなシャープさを持ったデザインという印象。前回のアウトランダー後継がおとなしかった印象からすると、かなり攻めてきたという感覚。
まずはコンセプトXR。ボディカラーの赤の印象もあって、かなりスポーティな雰囲気。クルマ雑誌にあった新型エボのイメージにこんな感じのものがあった様な。PHEVなのだけど、積んでいるエンジンが3気筒1.1Lというのには素直に驚いた。小さめの排気量ということもあるけど、やはり主流は3気筒なのかと感じるわけで。これは乗ってみたい。


コンセプトGC。フロントから感じられる様にパジェロの流れを汲むと思われるSUVタイプ。でも、観音開きのドアが実にコンセプトモデルらしいというか。このクルマ、室内の中央にタッチスクリーンがあって、同乗者同士の情報共有なんかを提案するものらしいけど、どうも未来的に飛躍し過ぎてる印象しか伝わってこない…。それが、リムジンみたいなものだったら、また印象が変わったのだろうけど…。


そして、コンセプトAR。デリカの流れを汲むデザインという印象。デモでシートレイアウトで自在な空間とか言っていたのだけ聞こえていたのだけど、資料とか見たらビックリ。運転席も後ろに向いて後部座席と向かい合わせにできるのね…。仲間を集めてのレジャー、という提案は楽しそうだし判るけど、運転席がそこまで動くってのは、なんかドライバーとして想像すると落ち着かないよねw


市販車がいくつか展示されていたけど、目を引いたのはこれ。キティ使用のミラージュ。まぁ、確かにミニカあたりでコラボをやっていた記憶もあるから判らなくはないけど、最近のキティの活躍を思うと笑ってしまうというかwそれでも、専用の柄となるシートやエンブレムが付いたりと、意外と真面目。ホイールキャップにもリボンの意匠があるのね。


三菱が近年力を入れているモータースポーツとして、ラリーに参加したアウトランダーPHEVと、パイクスピーク使用のMiEVも展示。ふざけた仕様で気になっていたMiEVが見られたのは素直に嬉しかった。

そしてマツダ
とにかく、"国内販売間近の新型アクセラ祭り!"といった感。でも、期待して見に行った通り素直にカッコよさに惚れる。チラリと近場のディーラーに置いてあるのを見かけたけど、想像以上に印象は変わった。もしも買う事があれば、イメージカラーであろう、この赤は候補の筆頭になるだろうね。そういえば、1.5Lエンジンの展示もあったけど、性能を高める仕組みがいまひとつピンと来なかったな…見慣れない補機はあったけどなぁ。

とりあえず、今日のところはここまで。